【アメリカン・スナイパー】伝説のスナイパーの悲しい
作品情報
公開:2014年
国:アメリカ
上映時間:132分
ジャンル:アクション、戦争
監督
クリトン・イーストウッド
脚本
ジェイソン・ホール
キャスト
ブラッドリー・クーパー/クリス・カイル
シエナー・ミラー/タヤ・カイル
カイル・ガルナー/ゴート=ウィストン
メガホンを取るのは、『ミリオンダラー・ベイビー』『グラン・トリノ』などの作品を手掛けたクリント・イーストウッド。
『ハングオーバー』『世界にひとつのプレイブック』などのブラッドリー・クーパーが主演を務め、プロデューサーとしても名をつらねている。
戦争とは何かを問うテーマに加え、壮絶な戦闘描写も見ものである。
あらすじ
海軍特殊部隊ネイビー・シールズに入隊し、イラク戦争に狙撃手として派遣されたクリス・カイル(ブラッドリー・クーパー)。その任務は”どんなに過酷な状況でも仲間を必ず守ること”狙撃精度の高さで多くの仲間を救ったクリスは”レジェンド”の異名を轟かせるまでになる。
しかし、敵の間にもその腕前が知れ渡り、”悪魔”と恐れられるようになった彼の首には18万ドルの賞金が掛けられ、彼自身が標的となっていしまう。
一方、家族はクリスの無事を願い続けていた。家族との平穏な生活と、想像を絶する極限状況の戦地。愛する家族を国に残し、終わりない戦争は幾度となく彼を戦場に向かわせる。過酷なイラク遠征は4度。
度重なる戦地への遠征は、クリスの心を徐々に蝕んでゆく……。
おすすめ度
★★★★★・・・永久保存
見どころ
クリス・カイルの凄さ
映画の実写になったクリス・カイルの凄さについて。
クリス・カイルは「ラマーディーの戦い」における目覚しい専科によりイラクの武装勢力から「ラマーディーの悪魔」という異名で恐れられた。軍在籍中に殺害した人数は160人と米国防省が公式に記録しているが、本人の申告によれば255人を殺害したとされている。これはアメリカ海軍史上最大の殺害数となる。
クリトン・イーストウッドではの圧倒的クオリティ
息を呑むどころか、息するのを忘れてしまうほどのリアルさ。
主演であるブラッドリー・クーパーは狙撃手の役になりきるために、過酷なトレーニングなどを行い、約20kgも増量し撮影に臨んだ。
そうして徹底的に作り込まれた本作のブラッドリー・クーパーの姿は、まさにクリス・カイル本人と見間違うほどそっくりであったらしい。
完全な実話ではない
物語終盤、最大のライバルとなる敵のスナイパーを2,000メートル先から狙撃するシーンがありますが、さすがにそれは実話ではないようです。
敵のスナイパーを倒したようですが、そこまでは遠くなかったようです。
感想
ただの戦争映画ではなく日常生活を蝕まれていく様がリアルで描かれていくのが良かった。戦地でのシーンが盛り上がっていくにつれて、帰国後の苦悩がフォーカスされていく構成がすごかった。間接的に戦争の痛ましさを伝えてくる手法に驚いた。
あとはただただ切なくで、息を呑んで見守るシーンが多かった。
音楽がなく実際の写真を使ったエンドクレジットが印象的。
一度見たことのある人もまだ見たことのない人も、映画好きなら必見の一作だと思います。
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