【ルーム】外の世界
作品情報
公開:2016年
国:アメリカ
上映時間:118分
ジャンル:サスペンス、ドラマ
監督
レニー・アブラハムソン
脚本
エマ・ドナヒュー
キャスト
ブリー・ラーソン/ジョイ
ジェイコブ・トレンブレン/ジャック
ショーン・ブリジャース/オールド・ニック
エマ・ドナヒューの小説「部屋」を、『FRANK -フランク-』などのレニー・アブラハムソン監督が映画化。7年間も密室に監禁された女性が、そこで生まれ育った5歳の息子のため命懸けで脱出に挑み、長い間世間から隔絶されていた彼らが社会に適応していく過程を描く。主演は、『ショート・ターム』などのブリー・ラーソン。生まれて初めて外の世界に触れた息子の戸惑いを、子役のジェイコブ・トレンブレイがみずみずしく演じる。
あらすじ
施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。
おすすめ度
★★★★★・・・絶対に見てほしい
見どころ
深い愛と絆
本作は、母親と息子の強い愛と絆を描いています。主人公のジョイと彼女の5歳の息子、ジャックは、部屋という密室の中で生活しています。しかし、その状況にもかかわらず、二人は互いに支え合い、困難な状況を乗り越えようとする姿勢が感動的です。
生命の尊さと希望
『ルーム』は、人間の生命の尊さを描いています。ジャックは、部屋から出ることなく生まれ育っていますが、彼は内外の世界の違いを知ることで、生命の尊さや希望を見出していきます。その成長過程や彼の目線からの視点は、観る者の心に深い感銘を与えます。
心理的なドラマの展開
映画『ルーム』は、密室での生活から脱出を試みるまでのプロセスを描いています。この過程で、登場人物たちはさまざまな困難や心理的な壁に直面します。彼らの心の葛藤や脱出のための計画の構築は、サスペンスとドラマを同時に楽しむことができます。
見事な映像美と緻密な演出
映画『ルーム』は、狭い部屋の中での物語が主軸となっていますが、映像美と演出によって視覚的な魅力を持っています。部屋の中でのシーンは緻密に構成され、観客は登場人物たちと一緒に閉じ込められた感覚を味わいます。また、物語が部屋の外に広がっていく際には、自然や都市の風景が見事に描かれ、物語の世界が広がります。
感想
子供の立場から見た世界を大人が想像するのは難しいのだと実感できる映画。
監禁されている母子の描写に始まり、脱出できたところではまだまだ話が終わらない。むしろ脱出した後の方に重きが置かれていて、戸惑いながらも支え合いずっと続いていく人生を生きていく。
そーだよな。外に出たからハッピーエンドじゃなくて、そっから戦いだもんな。
よくある映画は監禁されて脱出できてハッピーエンドだけど、本作はその先も描かれていて確かにって思わされながら見入ってしまった。
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